大輪靖宏 (おおわ やすひろ)
俳人の説明
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生涯
大輪靖宏は、1936年(昭和11年)4月6日に東京府東京市蒲田区に生まれた。山梨県、福岡県、大阪府で育ち、大阪府立豊中高等学校を経て、1960年に慶應義塾大学文学部国文学科を卒業した。同年、日本テレビに入社するも退職し、1961年に慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻に進学した。1968年に博士課程単位取得満期退学となった。
1970年に慶應義塾大学附属研究所国際センター専任講師となり、1973年には上智大学文学部専任講師、1974年に助教授、1981年に教授に昇任した。1990年には「上田秋成文学の研究」により慶應義塾大学文学博士の学位を取得した。2002年に上智大学を定年退職し、特別契約教授に就任、2007年に上智大学を退職し、同大学名誉教授となった。
現在は公益社団法人日本伝統俳句協会副会長、国際俳句交流協会常務理事、慶大俳句丘の会会長、横浜俳和会顧問、和の句会主宰などを務めている。
俳句歴
大輪靖宏は俳人として、「俳句は響き合いの文学」という独自の理論を提唱している。俳句は直接表現が十七文字、盛り込まれる言葉は数語に過ぎないが、選び抜かれた言葉と言葉を響き合わせることで、無限の広がりの世界となるとする。芭蕉のすべての試みも、この「響き合う」ための方法論であると説く。
大輪の俳句論は、芭蕉研究を基礎としており、「何回路地を曲がっても、どんな袋小路に入っても、必ず芭蕉の後ろ姿がある」というのが実感であると述べている。俳句の評価について、「俳句を評価するときには、その良さも悪さも理論立てでは説明できない」「一読したとき、そこから自分の心に沁みるものが感じられたかどうか」が重要であるとする。
また、「全部を言ってしまわないこと」は我が国の芸術全般にかかわる基本姿勢であるとし、芭蕉の『去来抄』にある「発句はかくの如く隅々まで言ひ尽くすものにあらず」という教えを重視している。
句集には『書斎の四次元ポケット』(ふらんす堂、2002年)、『夏の楽しみ』(角川書店、2007年)、『大輪靖宏句集』(俳句ネット、2011年)などがある。
その他の特記事項
大輪靖宏は日本近世文学研究者として、特に上田秋成研究で知られる。主な学術著書には『上田秋成文学の研究』(笠間書院、1976年)、『上田秋成 その生き方と文学』(春秋社、1982年)、『待つ女の悲劇』(新典社新書、2008年)などがある。訳注書として上田秋成『雨月物語 現代語訳対照』(旺文社文庫、1979年)がある。
俳句論の著書には『芭蕉俳句の試み 響き合いの文学』(南窓社、1995年)、『花鳥諷詠の論 日本文化の一典型としての俳句』(南窓社、1996年)、『俳句に生かす至言』(富士見書房、2002年)、『俳句の基本とその応用』(角川学芸ブックス、2007年)などがある。
大輪の俳句論は、『新古今和歌集』と俳句が表現技術という点から通じるものがあるとし、「あるがままの情景を読者に示し、それに上塗りするような説明をしないでおく」という姿勢を重視する。また、「常に良い歌を朝晩見ていればいつの間にか自分の作品がよくなっていく」という上達法を説き、「良いものだけを見ていれば悪いものも分かるようになる。これは和歌や俳句に限らず、物事のすべてにわたる大原則」と述べている。
編著書には『江戸文学の冒険』(翰林書房、2007年)などがある。
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バイオ
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- いぬうごく くさりのおとの ねったいや
-
熱帯夜
ねったいや
季節: 夏(晩夏) 分類: 時候(感覚) -
新版 角川俳句大歳時記 夏p.56
- ぐらじおらす おのがみたけを もてあます
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グラジオラス
ぐらじおらす
季節: 夏(仲夏) 分類: 植物(キジカクシ目 ) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 夏p.223