堀本裕樹 (ほりもと ゆうき)
俳人の説明
管理人による説明
生涯
1974年8月12日、和歌山県和歌山市に生まれる。両親はともに熊野本宮の出身。中高生時代は陸上部の長距離走選手だった。和歌山県立向陽高等学校を経て、國學院大學法学部を卒業した。
大学在学中、國學院俳句(顧問・鎌田東二)に入会し、19歳から作句を始めた。もともとは小説家を志し、韻文の力を磨くために俳句を始めたもので、大学時代はほとんど句作をしなかった。文芸部にも所属し、読書に親しんだ。
卒業時は出版社編集者を志望したが叶わず、その後は古書店や遺跡発掘のアルバイト、出版社での営業職、地元・和歌山でのぶどう農園アルバイトと路上販売、スーパーでのアルバイトなど、進路に迷う日々を送った。この間も創作への意欲は失わず、雑誌投稿や賞への応募を続け、短歌では「短歌研究新人賞」で佳作を得るなど、俳句の入選率が他の文芸よりも良かったことから、俳句を自らの表現として選び取っていった。
25歳頃、「那智の滝われ一滴のしづくなり」の句を詠み、多くの評価を得たことで、自身の俳句世界を確立した手応えを得た。この句は第一句集『熊野曼陀羅』に収められている。
出版社勤務、コピーライターを経て、角川春樹が主宰する俳句結社「河」に参加した。所属中に結社賞の河新人賞、河賞、銀河賞、角川春樹賞を受賞し、3年間編集長を務めた後、2010年に独立した。
俳句歴
独立後は、創作の傍らさまざまな形で句会やイベントを行い、幅広い層に俳句の楽しさを伝える活動を続けている。千野帽子、長嶋有、米光一成とともに公開句会ライブ「東京マッハ」を2011年から開催しているほか、「いるか句会」を主宰している。お笑い芸人・作家の又吉直樹に有季定型俳句の指導を行い、その交流は共著『芸人と俳人』(集英社文庫)にまとめられた。2018年には俳句結社「蒼海俳句会」を立ち上げ、主宰を務めている。
句集『熊野曼陀羅』(文學の森、2012年)は、第2回北斗賞受賞作品に句を追加・修正したもので、帯推薦文を中上紀、序文を鎌田東二が寄せ、第36回俳人協会新人賞を受賞した。第2句集に『一粟(いちぞく)』(駿河台出版社、2022年)がある。ほかに第11回日本詩歌句随筆評論大賞、和歌山県文化奨励賞などを受賞している。
著作に『十七音の海 俳句という詩にめぐり逢う』(のち『俳句の図書室』と改題)、『富士百句で俳句入門』、『芸人と俳人』(又吉直樹との共著)、『NHK俳句 ひぐらし先生、俳句おしえてください。』、『散歩が楽しくなる俳句手帳』、『猫は髭から眠るもの』、『五七五で毎日が変わる!俳句入門』などがある。小説に『桜木杏、俳句はじめてみました』(幻冬舎文庫)がある。歌人・穂村弘との共著『短歌と俳句の五十番勝負』(新潮文庫)もある。
2016年度、2019年度、2022年度の「NHK俳句」選者を務めた。東京経済大学・二松學舍大学非常勤講師、実践女子学園生涯学習センター講師、杉並区立角川庭園・すぎなみ詩歌館講師を務め、俳人協会幹事でもある。
その他の特記事項
「NHK俳句」では、自句「夕立来るおとやほどなく音の中」を朗読し、ジャズピアニストの山中千尋が即興で音楽を奏でるという試みも行われた。同郷の作家・中上健次や宮本輝の影響を受けており、宮本輝の著作について書評や文庫版解説を執筆するなど、文筆家としても活動している。
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参考にさせていただいたWebサイトの制作者様、誠にありがとうございます。貴サイトの貴重な情報により本データベースの充実を図ることができました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。
バイオ
現在、1句の俳句が登録されています。
- たんけんの ごとくてわたす ひのだりあ
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ダリヤ
だりや
季節: 夏(晩夏) 分類: 植物(キク目) -
新版 角川俳句大歳時記 夏p.692