草間時彦 (くさま ときひこ)
俳人の説明
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生涯
草間時彦は1920年(大正9年)5月1日、東京府に生まれ、神奈川県鎌倉で育った。祖父の草間時福は愛媛県松山英学校(のちの松山中学)の校長を務めた後、東京で民権派ジャーナリストとして活躍した人物で、「渋柿」の俳人でもあった。父の草間時光は水原秋桜子に師事した俳人で、鎌倉市長を務めたこともある。
結核のため20歳で学業を断念し、旧制武蔵高等学校を中退した。逗子にて療養し文学に熱中した。1949年(昭和24年)、水原秋桜子に師事して俳句を始めた。同年結婚した。1951年(昭和26年)、三井製薬に入社し、25年の間サラリーマンとして勤めた。1975年(昭和50年)、定年退職した。
1978年(昭和53年)、俳人協会理事長に就任し、1993年(平成5年)まで務めた。俳句文学館の建設に尽力した。1987年(昭和62年)、鴫立庵第21世庵主となった。同年に訪米し、以後たびたび欧米を訪れ、国際俳句交流協会顧問も務めた。
1999年(平成11年)、句集「盆点前」により第14回詩歌文学館賞を受賞した。2002年(平成14年)、句集「瀧の音」により第37回蛇笏賞を受賞した。2003年(平成15年)5月26日、腎不全により鎌倉の病院にて死去した。
俳句歴
1949年(昭和24年)、水原秋桜子に師事して俳句を始めた。1953年(昭和28年)、秋桜子の「馬酔木」を退会した。1955年(昭和30年)、復刊した「鶴」に入会し、石田波郷に師事した。同年、第2回鶴賞を受賞した。俳句のほか随筆、評論でも健筆をふるった。
1975年(昭和50年)、俳人協会常務理事となった。1976年(昭和51年)、「鶴」同人を辞し無所属となった。
その他の特記事項
草間時彦の作風は、勤め人としての自身の生活を詠んだ句が「サラリーマン俳句」と呼ばれ、また無所属となって以降好んで作った料理に関する句が「グルメ俳句」と呼ばれ親しまれた。句風は軽妙洒脱ながら、その底流には病や戦争、肉親との死別を経たことによる、死を近しく感じて生きる態度がある。晩年は久保田万太郎風のしみじみとした句境に至った。
句集には「中年」(1965年)、「淡酒」(1971年)、「櫻山」(1974年)、「朝粥」(1979年)、「夜咄」(1986年)、「典座」(1992年)、「盆点前」(1998年)、「瀧の音」(2002年)、「池畔」(2003年)などがある。
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- ふゆばれの そらがきている きへんかな
-
冬日和
ふゆびより
季節: 冬(仲冬) 分類: 天文(光) -
ハンディ版 入門歳時記 新版p.484
- わがよすでに おわっていたる かたぶとん
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背蒲団
せなぶとん
季節: 冬(三冬) 分類: 人事(生活) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 冬p.73
- じゅうたんに ざせるしょうじょを みおろすも
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絨緞
じゅうたん
季節: 冬(三冬) 分類: 人事(生活) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 冬p.103
- すみとりや ははのてとどく おきどころ
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炭斗
すみとり
季節: 冬(三冬) 分類: 人事(生活) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 冬p.104
- としよりは かぜひきやすし ひけばしす
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風邪
かぜ
季節: 冬(三冬) 分類: 人事(健康) -
ハンディ版 入門歳時記 新版p.538
- いやのこと ばかりのひなる ねざけかな
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寝酒
ねざけ
季節: 冬(三冬) 分類: 人事(飲食) -
平井照敏編 新歳時記 冬p.222
- にこごりや ちちありしひの よいににて
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煮凝
にこごり
季節: 冬(晩冬) 分類: 人事(飲食) -
ハンディ版 入門歳時記 新版p.588
- かんぎょうが あゆむちいさき ほこりたて
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寒垢離
かんごり
季節: 冬(三冬) 分類: 宗教(その他) -
ハンディ版 入門歳時記 新版p.587
- としよりや とっくりせーたー まえうしろ
-
セーター
せーたー
季節: 冬(三冬) 分類: 人事(衣服) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 冬p.76
- はつたびや えきべんうまき よさんせん
-
初旅
はつたび
季節: 新年(新年) 分類: 人事(生活) -
角川ソフィア文庫 第4版増補 俳句歳時記 新年p.36
- ふくわらを ふめるえりもと ただしけり
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福藁
ふくわら
季節: 新年(新年) 分類: 人事(生活) -
角川ソフィア文庫 第4版増補 俳句歳時記 新年p.32