優れた俳句をデジタルデータとして保存し、後世に残すために俳句データベースを開発しています。

俳人の説明

管理人による説明

昭和から令和にかけて活躍した俳人。飯田龍太に師事し、木漏れ日のようなしなやかな叙情を特徴とする現代俳句を代表する作家。

生涯

友岡子郷(ともおか しきょう)は1934年(昭和9年)に神戸市灘区に生まれた。本名は友岡清である。小学生の頃に終戦を迎え、兵庫県立神戸高等学校を経て甲南大学文学部に進学した。

1995年の阪神・淡路大震災では家屋が半壊する被害を受け、「倒・裂・破・崩・礫の街寒雀」という震災俳句を詠んだ。その後、兵庫県明石市に移り住み、海鳴りや潮風、舟の音といった海の音を聴きながら暮らすようになった。

2022年8月19日、老衰のため神戸市灘区の高齢者施設で死去した。87歳没であった。

俳句歴

大学在学中に俳句を作り始め、高浜虚子の「ホトトギス」、波多野爽波の「青」に投句を開始した。1957年には「椰子会」を結成し、1958年からは「青」の編集に携わった。

1968年に「青」を辞し、「雲母」に入会して飯田龍太に師事した。「雲母」では25年間にわたり飯田龍太の選句を受け、同人誌「椰子」を創刊した。1991年には椰子会代表となり、1992年には「柚」創刊に、1993年には廣瀬直人の「白露」創刊に参加した。1998年に「椰子」は終刊し、2012年に「椰子会」は解散した。

飯田龍太は子郷の作品を「木洩日のような繊さと勁さとやさしさがある。人知れぬきびしい鍛錬を重ねながら、苦渋のあとを止めないためか。これでは俳句が、おのずから好意を示したくなるのも無理はないと思う」と評した。

子郷自身は「俳句で大切なのは心のままに詠むこと」と語っており、ありのままの自然から感じたものを詠む作風で知られる。その俳句は木漏れ日や澄み切った蒸留水のような世界と評され、若々しくしなやかな叙情を特徴とする。

その他の特記事項

1977年に第1回雲母選賞、1978年に第25回現代俳句協会賞、2006年に『雲の賦』で第6回俳句四季大賞、2009年に『友岡子郷俳句集成』で第24回詩歌文学館賞、2013年に『黙礼』で第5回小野市詩歌文学賞、2018年に『海の音』で第52回蛇笏賞を受賞した。ほかに第6回四誌連合会賞も受賞している。日本文藝家協会会員であった。

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参考にさせていただいたWebサイト様
友岡子郷の有名俳句 20選 -- 俳句テキストブック 友岡子郷 -- Wikipedia 友岡子郷句集 海の音 -- 朔出版

参考にさせていただいたWebサイトの制作者様、誠にありがとうございます。貴サイトの貴重な情報により本データベースの充実を図ることができました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。

バイオ

性別男性
本名清
生没1934 〜 2022
出身地兵庫県

現在、19句の俳句が登録されています。

    • 一輪草 いちりんそう
      季節: 春(晩春) 分類: 植物(キンポウゲ目)
    • 角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 春
      p.203
    • 夏萩 なつはぎ
      季節: 夏(晩夏) 分類: 植物(マメ目)
    • 角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 夏
      p.248
    • 籾 もみ
      季節: 秋(晩秋) 分類: 人事(生活)
    • 角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 秋
      p.77