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俳人の説明

管理人による説明

大正期を代表する小説家であり俳人。俳号は我鬼。夏目漱石に師事し、俳句や短歌、詩の佳品も残した。

生涯

芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)は1892年3月1日、東京市京橋区入船町(現・東京都中央区明石町)に牛乳製造販売業を営む新原敏三、フクの長男として生まれた。生後7か月ごろに母フクが精神に異常をきたしたため、東京市本所区小泉町(現・東京都墨田区両国)にある母の実家の芥川家に預けられ、伯母のフキに養育された。11歳のときに母が亡くなり、翌年に伯父・芥川道章の養子となり、芥川姓を名乗ることになった。

1898年、江東尋常小学校に入学した。東京府立第三中学校を卒業の際に「多年成績優等者」の賞状を受け、1910年9月、第一高等学校第一部乙類英文科に入学した。同期入学に久米正雄、松岡讓、菊池寛、土屋文明らがいた。1913年、東京帝国大学文科大学英文学科へ進学した。

東京帝大在学中の1914年2月、菊池寛、久米正雄らとともに同人誌『新思潮』を刊行し、作家活動を始めた。1915年10月、代表作の一つとなる『羅生門』を『帝国文学』に発表した。1916年には第4次『新思潮』を発刊し、その創刊号に掲載した『鼻』が夏目漱石に絶賛された。この年に東京帝国大学文科大学英文学科を卒業し、同年12月、海軍機関学校の嘱託教官として教鞭を執った。

1919年3月、海軍機関学校の教職を辞して大阪毎日新聞社に入社し、創作に専念した。同年3月12日、友人の山本喜誉司の姉の娘、塚本文と結婚した。1921年3月、海外視察員として中国を訪れた。この旅行後から次第に心身が衰え始め、神経衰弱、腸カタルなどを患った。

1927年7月24日未明、『続西方の人』を書き上げたあと、致死量の睡眠薬を自宅で飲んで服毒自殺した。享年36、満35歳没であった。「ぼんやりした不安」という言葉を残し、時代の動揺を象徴する死として大きな衝撃を与えた。

俳句歴

芥川龍之介は俳号を我鬼(がき)といった。高浜虚子の『ホトトギス』や河東碧梧桐の『海紅』に拠って俳句を詠み、『澄江堂句集』を残している。俳人としても活動し、その作風は師事した夏目漱石のほかに、松尾芭蕉や正岡子規の影響を強く受けている。

俳句は小説とは異なる作風を持ち、俳人としても高い評価を受けた。俳句や短歌、詩の佳品を残しており、文学者としての幅広い才能を示した。

山梨県の俳人飯田蛇笏と親交があった。少年期に山梨へは徒歩旅行などで何度か訪れ、成人してからは1913年に北杜市長坂町の清光寺で開かれた夏期大学で「人生と文芸」について4日間の講義を行った。

その他の特記事項

芥川龍之介は小説家として『羅生門』『鼻』『地獄変』『河童』『歯車』などの作品で知られ、大正期を代表する文豪として現在も高く評価されている。短編小説の名手として知られ、古典を題材にした作品から同時代の現実を描いた作品、晩年には私小説的な作品へと作風を変えた。

死の8年後、親友で文藝春秋社主の菊池寛が、芥川の名を冠した新人文学賞「芥川龍之介賞」を設けた。芥川賞は直木賞と共に日本でもっとも有名な文学賞として現在まで続いている。

養家である芥川家は江戸時代、代々徳川家に仕えた奥坊主の家であり、家中が芸術・演芸を愛好し、江戸の文人的趣味が残っていた。この環境が芥川の文学的・芸術的素養の形成に影響を与えた。

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参考にさせていただいたWebサイト様
芥川 龍之介 -- 山梨県立文学館 デジタルアーカイブ 芥川龍之介の有名俳句 20選 大正の大文豪 俳句の特徴や人物像・代表作など徹底解説 -- 季語と歳時記 芥川龍之介 -- Wikipedia

参考にさせていただいたWebサイトの制作者様、誠にありがとうございます。貴サイトの貴重な情報により本データベースの充実を図ることができました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。

バイオ

性別男性
別号我鬼(がき) 餓鬼(がき)澄江堂主人(ちょうこうどうしゅじん)
生没1892 〜 1927

基準
向き
件数

現在、36句の俳句が登録されています。

    • 蝮蛇 まむし
      季節: 夏(三夏) 分類: 動物(爬虫類)
    • 角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 夏
      p.148
    • 初秋 はつあき
      季節: 秋(初秋) 分類: 時候(暦)
    • 角川ソフィア文庫 第4版増補 俳句歳時記 秋
      p.17
    • 水洟 みずばな
      季節: 冬(三冬) 分類: 人事(健康)
    • 角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 冬
      p.131
    • 冬帽 ふゆぼう
      季節: 冬(三冬) 分類: 人事(衣服)
    • 角川ソフィア文庫 第4版増補 俳句歳時記 冬
      p.71