鈴木真砂女 (すずき まさじょ)
俳人の説明
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生涯
鈴木真砂女(すずき まさじょ)は1906年(明治39年)11月24日、千葉県鴨川市の老舗旅館・吉田屋旅館(現・鴨川グランドホテル)の三女として生まれた。本名はまさである。5歳の頃に実母が死去し、祖母と継母から溺愛されて育った。日本女子商業学校(現・嘉悦大学)を卒業後、22歳で日本橋の靴問屋の次男と恋愛結婚して一女を出産したが、夫の失踪により実家に戻った。
28歳の時に長姉が急死し、旅館の女将として家を守るために義兄(長姉の夫)と再婚した。30歳の時に旅館に宿泊した年下で妻帯者の海軍士官と不倫の恋に落ち、出征する彼を追って出奔するという事件を起こした。その後家に帰るも、夫婦関係は冷え切ってしまった。この恋は、男性が亡くなるまで続くこととなった。
50歳の時に離婚し、1957年3月、銀座1丁目に「卯波」という小料理屋を開店した。店の名前は自作句「あるときは船より高き卯浪かな」に由来する。保証人は作家の丹羽文雄であった。その後は「女将俳人」として生涯を過ごすことになった。1977年、70歳の頃に恋人が死去したが、真砂女は1人で店を開きながら俳句活動を続けた。2003年3月14日、老衰のため東京都江戸川区の老人保健施設で死去した。96歳没。
俳句歴
俳句は1935年9月から句作を始めた。大場白水郎の「春蘭」を経て、久保田万太郎の「春燈」に入門した。万太郎死後は安住敦に師事した。
生涯に7冊の句集を刊行した。恋の句を多数残した情熱の女流俳人として、丹羽文雄『天衣無縫』、瀬戸内寂聴『いよよ華やぐ』といった小説のモデルとなった。
真砂女の句風は、恋に満ちた波瀾万丈の人生経験が句によく表されており、ドラマチックな恋のときめき、苦しさを詠った句が多く残されている。また、小料理屋の女将を務めていたことから、生活に根差した主婦目線での俳句も作られている。代表句に「羅や人悲します恋をして」がある。
その他の特記事項
真砂女の娘は女優の本山可久子である。
『銀座に生きる』などのエッセイも執筆した。「卯波」は2008年1月25日に一度閉店した後、孫によって移転再開されていたが、2014年6月27日に営業を打ち切った。
2008年、実家の鴨川グランドホテルには鈴木真砂女ミュージアムが開設された。
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参考にさせていただいたWebサイトの制作者様、誠にありがとうございます。貴サイトの貴重な情報により本データベースの充実を図ることができました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。
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- そうしゅんや われもからすも ひそひそと
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早春
そうしゅん
季節: 春(初春) 分類: 時候(暦) -
文藝春秋 最新俳句歳時記 春p.129
- すわりたる ままおびとくや はなづかれ
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花疲れ
はなづかれ
季節: 春(晩春) 分類: 人事(生活) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 春p.86
- かめなくや ひとりとなれば いじもぬけ
-
亀鳴く
かめなく
季節: 春(晩春) 分類: 動物(爬虫類) -
平井照敏編 新歳時記 春p.227
- かいみょうは まさじょでよろし しもくれん
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木蓮
もくれん
季節: 春(晩春) 分類: 植物(モクレン目) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 春p.165
- さんぷくや さげておもたき あぶらなべ
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三伏
さんぷく
季節: 夏(晩夏) 分類: 時候(暦) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 夏p.33
- ふるづけに きざむしょうがや あさぐもり
-
朝曇
あさぐもり
季節: 夏(晩夏) 分類: 天文(天空) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 夏p.49
- なつぎりの うみよりわきて うみにさり
-
夏の霧
なつのきり
季節: 夏(三夏) 分類: 天文(水) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 夏p.46
- あるときは ふねよりたかき うなみかな
-
卯浪
うなみ
季節: 夏(初夏) 分類: 地理(水辺) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 夏p.56
- ふうりんや あさきねむりの あけそめて
-
風鈴
ふうりん
季節: 夏(三夏) 分類: 人事(生活) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 夏p.90
- なつおびや はたらきつかれ きのつかれ
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夏帯
なつおび
季節: 夏(三夏) 分類: 人事(衣服) -
平凡社 俳句歳時記 夏p.204
- ひとえきて むなもとひゆ るさんうのき
-
万太郎忌
まんたろうき
季節: 夏(初夏) 分類: 宗教(忌日) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 夏p.139
- ひるがおや るろうはわれに ゆるされず
-
昼顔
ひるがお
季節: 夏(仲夏) 分類: 植物(ナス目) -
平井照敏編 新歳時記 夏p.478
- ひるよりも よのしおにおう はづきかな
-
葉月
はづき
季節: 秋(仲秋) 分類: 時候(暦) -
新版 角川俳句大歳時記 秋p.41
- つゆさむや しねとささやく よるのしお
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露寒
つゆさむ
季節: 秋(晩秋) 分類: 時候(感覚) -
新版 角川俳句大歳時記 秋p.149
- ふうもんを つくるかぜたち くれのあき
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暮の秋
くれのあき
季節: 秋(晩秋) 分類: 時候(感覚) -
新版 角川俳句大歳時記 秋p.76
- てんたかし じんせいなんと はじおおき
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秋高し
あきたかし
季節: 秋(三秋) 分類: 天文(天空) -
新版 角川俳句大歳時記 秋p.87
- おびゆるく しめてこきょうの いまちづき
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居待月
いまちづき
季節: 秋(仲秋) 分類: 天文(天空) -
新版 角川俳句大歳時記 秋p.111
- しばうらの うらよりくるる しょうがいち
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生姜市
しょうがいち
季節: 秋(仲秋) 分類: 人事(行事) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 秋p.105
- ぼんやすみ なきいっとうを てんじけり
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盆休
ぼんやすみ
季節: 秋(初秋) 分類: 人事(生活) -
増補版 いちばんわかりやすい 俳句歳時記p.286
- つればすぐ かぜくるかやの わかれかな
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蚊帳の別れ
かやのわかれ
季節: 秋(仲秋) 分類: 人事(生活) -
新版 角川俳句大歳時記 秋p.252
- こんじょうの いまがしあわせ きぬかつぎ
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衣被
きぬかつぎ
季節: 秋(三秋) 分類: 人事(飲食) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 秋p.68
- なきしかこ すずむしかいて なかぬいま
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鈴虫
すずむし
季節: 秋(初秋) 分類: 動物(昆虫等) -
新版 角川俳句大歳時記 秋p.508
- ざっとうに すてしうれいや やなぎちる
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柳散る
やなぎちる
季節: 秋(晩秋) 分類: 植物(キントラノオ目) -
角川ソフィア文庫 第4版増補 俳句歳時記 秋p.150
- わらいたけ かくれてくちに してみむか
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毒茸
どくたけ
季節: 秋(晩秋) 分類: 植物(菌類) -
新版 角川俳句大歳時記 秋p.771
- あくそうの さかなはうまし ゆきもよい
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雪催
ゆきもよい
季節: 冬(三冬) 分類: 天文(天空) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 冬p.46
- ぼたんたく ひゃっかせんかを まぼろしに
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牡丹焚火
ぼたんたきび
季節: 冬(初冬) 分類: 人事(行事) -
新版 角川俳句大歳時記 冬p.459
- ふところに てがみかくして ひなたぼこ
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日向ぼこ
ひなたぼこ
季節: 冬(三冬) 分類: 人事(生活) -
ハンディ版 入門歳時記 新版p.547
- ゆどうふや おとこのなげき きくことも
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湯豆腐
ゆどうふ
季節: 冬(三冬) 分類: 人事(飲食) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 冬p.83
- このわたは こたるなまこは なかだるに
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海鼠腸
このわた
季節: 冬(三冬) 分類: 人事(飲食) -
角川ソフィア文庫 第4版増補 俳句歳時記 冬p.85
- はきょうきや はきょうごのみの かんつけて
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波郷忌
はきょうき
季節: 冬(初冬) 分類: 宗教(忌日) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 冬p.160
- つわさいて いよいようみの こんたしか
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石蕗の花
つわのはな
季節: 冬(初冬) 分類: 植物(キク目) -
ハンディ版 入門歳時記 新版p.475
- ふるさとの まちにさかなし ふゆつばき
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寒椿
かんつばき
季節: 冬(晩冬) 分類: 植物(ツツジ目) -
角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 冬p.195
- ふるさとの うみのかにあり さんがにち
-
三ケ日
さんがにち
季節: 新年(新年) 分類: 時候(暦) -
ハンディ版 入門歳時記 新版p.638
- はつなぎや もののこおらぬ くににすみ
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初凪
はつなぎ
季節: 新年(新年) 分類: 天文(風) -
ハンディ版 入門歳時記 新版p.610
- ふねひくを しごとはじめの おとこかな
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仕事始
しごとはじめ
季節: 新年(新年) 分類: 人事(労働) -
角川ソフィア文庫 第4版増補 俳句歳時記 新年p.36
- ひかえめに はつうりのもの しいれけり
-
売初
うりぞめ
季節: 新年(新年) 分類: 人事(労働) -
角川ソフィア文庫 第4版増補 俳句歳時記 新年p.38